パワースポット横浜中華街の「横浜媽祖廟」でおみくじを引いて神様と対話したこと

横浜
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こんにちは、かてぃあです。

横浜中華街は、風水に基づいて街が設計されており、街自体がパワースポットだとも言われています。

そんな横浜中華街の中には二つ大きなお寺があり、ちまたでは、どちらも、強力なパワースポットとして人気があるようです。

先日、そんな「ご利益がすごい」と噂されるパワースポットである、媽祖廟(まそびょう)に立ち寄ってみました。

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横浜中華街から元町に向かう途中で媽祖廟が目に入ったら、なんだか以前より派手で立派に見えた

その日は、横浜中華街の近くに用事があり、用事をすませたあと、中華街をぶらぶらしていました。

そうしたら、急に、「そうだ、元町に行こう」と思いたったのです。ちょうど、元町チャーミングセール期間中だったことを思い出したからです。元町チャーミングセールは、春と秋に行われますが、今まで、会社員だった時は、期間中でも土日しか行けず、そうすると、混雑で疲れてしまうので、もう何年も行っていませんでした。

中華街の東の入口の朝陽門を入って道なりに歩くと「横浜大世界」がありますが、その時私は横浜大世界付近にいました。そのまま、朝陽門を背にして更にまっすぐ中華街の南の門である朱雀門へ向かい、門を出て川を渡るともう元町ショッピングストリートです。

横浜大世界の辺りから、元町に向かって歩いていると、突然、右手の派手な建物が目に飛び込んできました。それが「媽祖廟」です。

横浜中華街の中には、二つの大きなお寺があります。一つは、三国志の英雄、関羽(關聖帝君)を祀った「関帝廟(かんていびょう)」で、もう一つが、この「媽祖廟」です。

「媽祖様」(天上聖母)は航海の安全を護る神様として、また、自然災害や、疫病、戦争、盗賊から人々を護る女神として、現在でも中国・台湾、華僑の住む世界各地で信仰されているということです。

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媽祖廟は、2006年洛慶開廟したということで、比較的新しいためか、関帝廟に比べると知名度がまだ高くない気がします。

関帝廟の方は、平日も多くの人が訪れ、入口の階段は、団体ツアーの集合写真撮影場所となっており、入れ替わり立ち替わり写真撮影が行われている状態ですが、媽祖廟はひっそりしている感じです。

実は、私は、媽祖廟に対して、関帝廟に比べ、何故かちょっとショボくて、地味で、暗いイメージを持っていたのです。しかし、久しぶりに見たら、なんだかピカピカ、若干ケバケバしく見えました。それに、こんな大きかったっけ?

どうやら、昨年から今年初めにかけて行われた改修工事で、すっかりきれいになったみたいです。きっと、すすけて灰色っぽくなっていた部分がすっかり白さを取り戻した分、大きくなったように見えるのかもしれません。

なんとなく立ち寄った媽祖廟でおみくじを引いてみた

特にお参りしようと思った訳でもないのですが、なんとなく、門をくぐって中に入っていました。

階段を上がって、廟の中をのぞいていると、係りの女性から、(わずかな中国語訛りの日本語で)「オミクジシナイ?」と声をかけられました。

ちょっと興味もあったものの「そう言えば・・・」と思い、「読めないしいいです」と答えていました。実は、随分昔、媽祖廟ができるずっと前のことですが、関帝廟でおみくじを引いたら、中国語でびっしり書かれた紙切れを渡され、せっかくおみくじを引いたのに、おみくじの結果が全くわからないという笑えないことがあったのです。だから、きっと媽祖廟のおみくじも中国語に違いないという勝手な思い込みでそう言っていました。

係りの人:エ?オネエサン、ニホンゴ、ヨメナイノ?

私:え、日本語なの?なんだ・・・。

係りの人:モチロン、ニホンゴダヨ

私:じゃ、引いてみようかな

関帝廟のおみくじが中国語だったのはもう何十年も前の話です。最近関帝廟でおみくじを引いたことはありませんが、きっと日本語になっていることでしょう。

当時も、横浜中華街は横浜の観光スポットでしたが、その頃の関帝廟は、この地域に住む華僑の人々の信仰の場所という感じが強く、あまり観光客を意識していなかったような気もします。

しかし、今ではパワースポットブームもあり、多くの観光客が訪れるのに、おみくじ引いたら読めなかった、なんて訳にはいかないですよね。

さて、おみくじは200円ですが、おみくじを引くには、廟の中に入る必要があり、そのためには、拝観料100円を支払うか、または、お線香(500円)を購入する必要があります。私は、拝観料を払って中に入りました。

おみくじの引き方は中国式で、前に、台湾に行った時、どこかのお寺で教えてもらったのと同じでした。といっても、うろ覚えと言うか、ほとんど忘れていましたが。

お参りしている人がほとんどいなかったこともあり、係りの人が親切につきっきりで教えてくれましたよ。

係りの人:「ジャア、カミサマノマエニヒザマズキ、3カイオジギシテ」

私:(クッションに膝をつき、手を合わせ、三回お辞儀をする)

係りの人:「ココロノナカデ、カミサマニ、ジブンノナマエ、ジュウショ、セイネンガッピ、イッテクダサイ」

私:(心の中で、それらを神様に向かって言う)・・・

係りの人:「ココロノナカデ、カミサマニ、ジブンガシリタイコト、ヒトツダケキイテクダサイ」

私:(えー、何聞こう??でも、とりあえず、考えてみる)「・・・聞きました!・・・」

すると、係りの人から、500ミリのペットボトルより少し太い竹筒のようなものを渡され、先ほど、心の中で神様に尋ねたことを思い浮かべながら、上下に振るように言われます。

振ってみたところ、筒から棒のようなものが数本が飛び出してきて、その中で、一番長く飛び出している棒を取り出します。その棒の先に「39番」と書かれていました。(数字だったか、漢数字だったか忘れたけど)

その39番の棒を持って立ち上がろうとしたら、「チョット、マダオワッテナイヨ」と言われたので、再びひざまづきます。

そうすると、次は、巨大な”柿の種”のような形の木片(「神筈(しんばえ)」と言うらしいですね)を二つ渡され、それを床に軽く投げるように言われました。投げる時に、神様に「これで良いですか?」と尋ねます。

この木片は、片側が平らで、もう反対側が少しふっくらしており、忘れてしまったが、どちらかが表で、どちらかが裏ということになっています。

投げた結果、表と裏の組み合わせならそのおみくじでOKということですが、表&表、あるいは、裏&裏の組み合わせの場合、再度、おみくじを引くことになります。(神様が良いというまで。)

私は、表と裏の組み合わせだったので、神様は「39番で良い」と言っていることになります。

私の問いに対する神様の答えとは

係りの人から、39番の内容が書かれた紙をもらい、見てみると、日本の神社なんかにあるおみくじのような、全体的な運勢に続いて、金運とか、仕事とか、争い事・・・みたいな内容が書かれています。

さっき、神様に尋ねた時、質問内容を慌てて考えたので、もしかして、ちょっと、曖昧な質問になっていたかもしれません。果たして、回答を得られたのか?

39番を読むと、まず、総括的に「今は運気が理想的じゃないので、前進するより、守りに入って運が開くのを待つ・・・」と書いてあります。なるほど、今は、運気はそれほどよくなく、準備期間ということでしょうか?日本のおみくじで言ったら「小吉」ぐらい?

そのあとには、「外出・転居は考えなおせ」とか、「求財 定めの無いものは望めないです」とか、なかなか面白い表現で書かれていました。

で、私の質問に対する神様の答えは?

「・・・」

係りの人から、39番は悪くはないので持ち帰っていいと言われました。もし、悪い結果が出たら、持ち帰らずに焚きあげてもらうらしいのです。なお、この結果は3ヶ月間有効ということ。3ヶ月たったら、また引いてみてね、と言われました。

おみくじも引いたことだし、帰ろうと思ったら、係りの人が「ナニノネガイ、キイタ?」と尋ねて来たので、「内緒」と答えました。

すると、その人は、おもむろに、並べてあった可愛いお守りの一つを取り上げると「キット、オネエサンニイマヒツヨウナノ、コレネ」と、私の顔の前に差し出します。

なるほど、悩みがある→おみくじを引く→その結果にあったお守りを購入する、という流れになっているのですね。

と、そのお守りをよく見ると・・・何?これ。はー?縁結びのお守りですか?

マスクしていたから顔がよく見えず、若い女性と思われたのかな?

平日の昼間に、一人でこんなところ来てたから、切羽詰まって願掛けしていると思われたかな?

とりあえず、女性だったら、縁結びって・・・その発想、あまりにも短絡的すぎませんか?

でも、残念ながら、私が神様に聞いたのは、恋愛成就とかじゃないんですよね。

丁重にお断りして、帰ろうとすると、他にも、左右に別の神様がいるから、そちらにもお参りして行ってくださいと言われ、そうすることにしました。

ここには、天上聖母(媽祖様)の他、6人の神様が祀られています。それぞれの神様のご利益も国泰平安から縁結びまで色々あるので、自分の願い事に応じて、担当の神様にお願いすることができると言うわけですね。

また、後から知ったのですが、ここ、媽祖廟のおみくじは当たると評判らしいのです。でも、私は、特に気合い入れてきた訳ではなく、なんとなく立ち寄って引いてみたおみくじなので、おみくじエンターテイメントとして楽しませてもらいました。不謹慎ですか!?

それでは、また3ヶ月後に来て、今度は真剣におみくじを引いてみることにします。

神様に衝動買いを止められた!?

ところで、そもそも、私、媽祖廟に行くつもりはなく、何をするつもりだったのでしたっけ?そうそう、元町のチャーミングセールに行こうとしていたのでした。思い出して、元町へ。

元町のショッピングストリートに入ってすぐのところにあったブティックのショーウィンドーを見たら、引き寄せられてしまいました。ショーウインドーの中のマネキンが素敵なブルーのスカートを格好良く着ているのを見付けてしまったのです。そのスカートに思わず一目惚れ。なんと、今なら50%OFFではありませんか!もうこれは買うしかない!

そう思った次の瞬間、ふと、先ほどのおみくじを思い出しました。

別に、おみくじには、「買い物 少し待て」とか「よく考えろ」とは書かれてはいませんでした。が、なんとなく、今は、これまでのような衝動買癖は、控えたほうが良いような気がしてしまったのです。

って、だいたい、おみくじがどうこうより、無職の身で衝動買いしている場合か!?

買い物は計画的にしないとですね。

おわりに

なんとなく立ち寄った媽祖廟でしたが、後から思うと、あれはもしかして、神様に呼ばれたのかな、と思ったりします。

実は、仕事を辞めた後、本当は、やるべきことをちゃんと決めていたはずなのに、実際には、きちんとできておらず、無駄に時間を過ごし、そんな自分にイライラし、この先どうするかすごく迷っていたのです。

おみくじに書かれていたように「今は守りに入って運が開くのを待つ」ということは、何もやらずにぼんやりしていて良いという訳では無く、今は、決めたことを粛々と行って、自分で力を溜める時期なのでしょう。イライラするほどわずかしか進めなくても、それでも、進まなかったら、後退してしまいます。焦っても何かが急にできるようになったりする訳じゃありませんからね。

そのときのとっさの思いつきで神様に尋ねたので、自分がなんと神様に尋ねたかは忘れてしまいましたが、とにかく、神様、貴重な助言をありがとうございました。おみくじエンターテイメントなんて言ってごめんなさい。心を入れ替えて、この3ヶ月間、やるべきことに集中してみようと思います。そして、3ヶ月後、またお参りしますね、と心の中でつぶやいたのでした。

 

横浜中華街にある媽祖廟はパワースポットとしてご利益があるらしいです。興味のある方は、ぜひ参拝して、おみくじも楽しんでみてください。

 

 

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