横浜アリーナでユーミンを聴いて青春時代にタイムトラベルした日

コンサート・観劇
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こんにちは、かてぃあです。

4月6日(土)に横浜アリーナで行われたユーミンこと松任谷由実さんのコンサートに行ってきました。

昨年2018年4月11日にユーミン45周年のベストアルバムが発売され、2018年9月からは、ユーミン45年の軌跡を振り返り、過去のコンサートの名場面を新たにアレンジした「松任谷由実 Time machine tour Traveling through 45 years」と題した全国アリーナツアーが行われています。

ここ数日、なんとなくもやもやする出来事があって、気持ちが落ちていましたが、ユーミンが元気にしてくれました。

このコンサートのテーマどおり、ユーミンを聴いて、懐かしい青春時代にタイムトラベルしてきた気分です。

コンサートに行って、思ったこと、感じたことなどを書いてみたいと思います。

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席がアリーナ1階センター前方で大興奮!

今回は、アリーナの1階センターの前から6列目というとてもステージに近い良い席でした。オペラグラスがなくても顔もはっきり見えたし、ステージの端から炎が噴き出す演出のときは熱風で顔が熱くなるくらいでした。

ユーミンのコンサートは凝ったステージ演出と衣装がすごくて定評がありますが、プロジェクションマッピングも効果的に使われていてとても幻想的な雰囲気のシーンもあり、最初から最後までユーミンの世界にどっぷり浸ってしまいました。

こんな良い席をゲットできて、コンサートに誘ってくれた高校1年生の時の同級生Yちゃんに感謝です!

コンサートは開場が17:30、開演が18:30。Yちゃんがその日はお子さん関連の用事が入っていて「もしかして開演に間に合わないかも」と言うことで現地集合になりました。

開場時間を目指して新横浜駅に到着すると、横浜アリーナ方面へぞろぞろと人が向かっています。というか、年齢層高い人たち(私も含めてですが・・・(笑))が沢山いたので、ああ、ユーミン行くのねって感じでした。そりゃ、ユーミンも65歳ですからね。ファンだって年とりますよね。

でも、意外に“お母さんと娘”みたいな人たちもいましたよ。お嬢さんは、お母さんが聴いているユーミンを聴きながら育ったのでしょうね。なんだか、良いですね。

結局、Yちゃんは開演には間に合わず、コンサートは始まってしまいました。

1曲目は荒井由実としてのファーストアルバム「ひこうき雲」に入っている「ベルベットイースター」でした。

ユーミンを聴くと青春時代にタイムトラベルする

さて、私がユーミンのファンになったのは大学生のときです。あれ?随分遅いじゃん、と思われるかもしれませんが、私は小学校から高校までほぼ洋楽しか聴かなかったので、ユーミンの名前は知っていましたが、曲は全然知りませんでした。

それに、ユーミンを一番最初に聞いたとき、「この人、歌上手いの?」という感想でした(ファンの皆さん、ディスってませんよ。私もファンですからね)

で、大学1年生のとき、1年上のサークルの先輩がユーミンの大ファンで、私がほとんどユーミンを聴いたことがないと言ったら、「宇宙人か?おまえ」みたいな反応で、翌日、大量のカセットテープ(当時は、レコードをカセットテープに録音してたんですね!!(笑))を持ってきて、無理やりもらわされました。

せっかくもらったので、毎日聞いていたら、ユーミンの詩の世界観にどっぷりはまり、あの声にもはまり、メロディーにもはまり、それからは毎日がユーミンでした。

当時は、夏は逗子マリーナ、冬は苗場プリンスでコンサートがあったため、ユーミンといえば、夏のイメージも冬のイメージも両方あったと思います。

私も、ビーチでも、ゲレンデでも、ドライブでも、勉強のお供にもユーミンでした。本当に、夏も、冬も、春も、秋も、365日ユーミンの歌を聴きながら過ごしていましたね。

思い出に残るユーミンのコンサートは、やはり逗子マリーナのプールサイドで行われるコンサートですね。プールサイドって座席とか無いから、一応エリアの区分けはあっても、入場すると、みんな水際に押し寄せ、プールに突き落とされそうなこともありましたね。

でも、潮風にふかれ、開放的な場所で、ライブで聞くユーミンは最高でした!残念ながら、今では、付近の交通渋滞や、騒音で、住民の反対があって、なくなってしまいましたけど。

友人のYちゃんは、昔からユーミンのファンクラブにも入っていて、色々なコンサートにも行っているし、毎年、苗場プリンスで行われるコンサートにも行っているほど、ユーミンの大ファンです。

今年2月の苗場にはご家族でスキー旅行のついでにコンサートにみんなで行ったのに、ご主人もお子さんたちもあまりノッテなくて、もう二度とコンサートには家族を連れて行かない!と言っていました。まあ、家族といえども、趣味は色々なので難しいところですね。

2月の苗場では、ミッツ・マングローブさんがいらしていて、近くで見たよーと言っていました。今回の会場にも、ミッツさんからのお花も飾ってありましたよ。彼女(彼?)も、ユーミンの大ファンみたいですね。

天才ユーミンが作った歌を、ユーミン本人が歌うからこそ心を動かされる

さて、コンサート中、MCのときにユーミンが言っていたことで、印象に残っていることがあります。

彼女は14歳で歌を作り始め、大学生のとき(1973年)アルバム「ひこうき雲」でデビューしました。アルバムのタイトルの「ひこうき雲」はジブリ映画でもおなじみなので、多くの人が聴いたことあると思いますが、荒井由実時代の、しかもデビュー曲だったなんて知らないとびっくりですよね。

それで、ユーミンは、曲作りは好きだけど、歌を歌うのが嫌いだったというのです。でも、周りの大人たちから、「君の歌は君が歌うからいいんだよ」と言われ苦手意識を持ちながらもシンガーソングライターとして歌ってきたそうなのです。

確かに、私が最初に感じたように「この人、歌上手いの?」と感じる人はいるかもしれません。

ユーミンの歌をカバーしている歌手にはユーミンよりも歌がうまくてきれいに歌っていると思われる人たちも沢山います。だけど、それらを聴き比べた時、やはり、何かが違うのです。

ユーミンのあの声で、あの歌い方で聞くと、何故か、歌詞が心に沁みたり、刺さったり、感情が動かされるのです。もちろんユーミンは歌作りに関して天才だと言われています。そんな天才が作った歌だから、心に刺さるのは当たり前と言う人もいるかもしれませんが。

あの声はユーミンの個性であり、ユーミンが作詞作曲してあの声で歌うということこそ、彼女のオリジナリティなのだと思います。そういったオリジナリティがあるからこそ、これだけ長い間、ユーミンが支持され、第一線で活躍できるのだと思います。

ユーミンはこれからもまだまだ歌い続けると言ってくれた

そして、彼女のMCの中で、他にも印象に残っていることがあります。

「45周年とかでこんなコンサートをすると、ユーミンは引退じゃないか?って思われるかもしれませんが、まだ歌いたい曲もあるし、やりたいステージもあるので、辞めませんよー。まだまだ続けますよー」というようなことを言っていたこと。この言葉にファンはとても湧いていました。

ユーミンは常に第一線で、人気もあるし、アルバムを出せば売れるし、もう全てを手に入れて、それ以上やることあるの?と言う感じです。しかも、ステージで、これだけ踊って歌う体力や、プロポーションを保ち続ける努力を、これからもずっと続けていくのって本当にしんどいことだと思うのです。

それでも、常に前へ向かって突っ走っていて、歌うこともコンサートもやめずにやり続けようという意欲が、本当に素晴らしいし、尊敬します。

ユーミンより若い私がすぐ疲れたとか面倒くさいとか言っている場合じゃないな、と思わされ、勇気と元気をいただきました。

ユーミンのプロフェッショナルさがすごいと思った

それから、ユーミンがどれだけプロフェッショナルだかを感じさせることもありました。

今回のコンサートは、過去のコンサートの名場面をアレンジして再現されていたのですが、バブル時代に出たアルバム「ダイヤモンドダストが消えぬ間に」からの曲を歌った際、ヘアスタイルはソバージュヘアで、超ミニスカ衣装で登場したのです。ユーミンも言ってましたが、当時は、ソバージュヘアに、太い眉、プロテクターか?みたいな肩パッドが詰まったボディコンの服が流行っていたんですよね。

ああ、ソバージュヘア懐かしい、私もやってましたよ。髪の毛が多いと爆発してしまうので、毎日膨れないようにムース1本ぐらい使う勢いだったよね、なんて私の思い出はどうでも良いのですが、そんなことより、ユーミンの、65歳とは思えぬ美脚!すごいです。

そして、昔のままダンスも披露していました。全く歳なんて感じさせず、はつらつと、かわいく、元気に、昔のままのユーミンで、すごすぎて感動しました。

こんな若々しくプロポーションを保ち、歌って踊って、この人は日々どれだけの努力をしているのだろう?これがプロフェッショナルというものなのだな、と思わずにはいられません。

ちなみに、「ダイアモンドダストが消えぬ間に」を歌っていたとき、プロジェクションマッピングで歌の世界のイメージの演出が行われていました。ステージが水の中のようで、泡がぶくぶく、ユーミンの髪も水の中でゆらゆら揺れているような不思議な感じでした。実は、この歌、超好きなんですよね。シャンパンをいただくとき、グラスの中で泡がシュワシュワするのを見ると、必ずこの歌を思い出してしまいます。

おわりに

2回目のアンコールで荒井由実時代の3曲目のシングルで、アルバム「MISSLIM」に入っている「やさしさに包まれたなら」を歌って、コンサートは終了しました。

荒井由実時代の曲から現在まで、色々なアルバムからチョイスして、アンコールまで全28曲を熱唱してくれましたよ。

コンサートが終わり、余韻に浸りながら横浜駅に移動し、Yちゃんと飲みながらユーミンについて熱く語っていたら、いつの間にか終電が終わってました。

ユーミン45周年のコンサート、本当に本当に楽しくて、夢のような時間でした!1年中ユーミンを聴いていた大学生のころにタイムトラベルして、当時を思い出して、ちょっぴりノスタルジックな気分にもなりました。

あまりに好きな曲が多すぎて、ああ、あれも歌ってほしかったな、これも歌ってほしかったな、と思ってしまいました。

でも、ユーミンは歌い続けるとファンに約束してくれましたからね。

だから、またコンサートに行って聴くチャンスもあるということですね。

次はどんなステージを見せてくれるかとても楽しみです。

以上、4月6日(土)に横浜アリーナで行われたユーミンのコンサートに行って感じたこと、思ったことなど書いてみました。

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