こんにちは、かてぃあです。
5月12日は母の日でした。
カーネーションをもらったので部屋に飾ってみました。
あれ?母でもないのにカーネーションをもらったの??
子供からもらったというわけではなく、お店でいただいただけです。バレンタインデーの”義理チョコ”ならぬ、”義理カーネーション”!?
カーネーションは特に好きな花ではないですが、どんな花でも美しいし、部屋にお花があると部屋の雰囲気が柔らかくなる気がします。
今年の「母の日」は父のお墓参りに
実は5月12日は父の命日なのです。
父が亡くなった28年前の5月12日も日曜日で「母の日」でした。
「母の日」は5月の第2日曜日なので、必ずしも5月12日ではありませんが、たまたま父が亡くなった日も「母の日」だったことから、「母の日」というと、悲しい記憶と結びついて切なくなるのです。
そして、今年はまた父の命日と「母の日」が同じ日でした。
そんなわけで、今年の「母の日」は、母と姉と父のお墓参りに行ってきました。
「母の日」に何故カーネーションを贈るのか?
父のお墓に供える花束に、菊に混じって一本のカーネーションが入っていました。白に赤い縁取りのある花で、フラメンコダンサーのドレスの裾のようなイメージでした。カーネーションも色々な色と種類があるようですね。
そんなカーネーションですが、母の日に贈る花といえば、赤いカーネーション。何故赤いカーネーションなのか、今まで考えたこともありませんでした。
アメリカでも5月の第2日曜日が母の日ですが、母の日には、白いカーネーションを贈る習慣があるそうですね。
アメリカの母の日は、1910年にウエストアージニア州で始まり全土に広まっていったと言うことです。1914年に正式に「母の日」が制定されました。
日本で母の日が始まったのは明治時代末期から大正にかけてと言われているので、アメリカの母の日の制定の時期に前後する感じですかね。アメリカの母の日を参考に始まったのでしょうか。
アメリカでは母の日に白いカーネーションを贈るようですが、それは、アメリカでの母の日の起源だと言われている、アンナ・ジャービスという女性が1907年5月12日に行った自分の母親のための追悼集会に由来があるようです。
アンナの母親のアン・ジャービスは、アメリカの南北戦争中、敵味方を問わず負傷兵の手助けを行った「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げた活動家であり、アンナがそんな母親の追悼集会に集まった人々に母親の好きだった白いカーネーションを配ったのが始まりだと言われているようです。
アメリカから母の日が”輸入”されてきたとしたら、白いカーネーションが、何故、日本で赤になったのでしょう?これについても諸説あるようです。
アンナ・ジャービスが、亡くなった母に贈ったのが白いカーネーションだったことから、亡き母に贈るのは白で、母が健在の人は赤を贈るというようになったという説や、赤いカーネーションの花言葉が「母への愛」なので、母の日には赤いカーネーションを贈ることになったという説があるみたいです。
「母の日」に贈るのはカーネーションじゃなくて菊!?
母の日に関し、興味深かったのは、オーストラリアの母の日です。
オーストラリアの母の日も5月の第2日曜日ということですが、なんと、菊の花を贈るということなのです。
父のお墓参りで、小菊など何種類かの菊を中心にした花束をお供えしましたが、日本人の持つ菊の花のイメージって、そういった、お供え用とか、仏花じゃないですか?
オーストラリアでは、何故、母の日に菊を贈るのでしょうね?
調べてみたら、「菊」の英語「Chrysanthemum」の最後の3文字「mum」が、オーストラリアや、イギリスでお母さんの意味で使われる「mum」、「mummy」と一緒だからということらしいです。(アメリカ英語だと、お母さんは「mom」ですけどね)
なるほど、面白いですね。
こうして考えると、別に母の日に必ず赤いカーネーションを贈らなくてはいけないってこともないし、お母さんの好きな花を贈れば良いのではないかと思ってしまいます。
で、私は何を贈ったかって?私はお花を贈っていません。
花でもなく、服やアクセサリーや化粧品やスイーツなど色々考えましたが、最終的に「茅乃舎」さんの「だし」にしました。
これなら、ガンから復活した母の食事管理をしている姉にも怒られなくて済みますから(笑)
「母の日」に母ではない私がカーネーションをもらって
この日、お墓参りの後に遅いランチをとるためレストランに寄りました。
いつもお墓参りの帰りにはお約束のように行く店で、「茶屋亜希子」というヘルシー志向をうたった自然派レストランです。神奈川県の藤沢と海老名に店舗がありますが、海老名店は行ったことがありません。
まあ、普通に、ファミレスなのですが、他のファミレスと違うのは、敷地が広くて森の中の一軒家風なところです。敷地内にきれいに手入れされたイングリッシュガーデンがあり、落ち着いた雰囲気が気に入っています。
この日もガーデン側の席に案内され、お庭を眺めながら食事を楽しめましたよ。
この日は母の日だったので、来店した全員に赤いカーネーションをプレゼントしてくれました。男性にも、子供にもです。
そして、「殺風景な部屋に飾るには1本では少ないから」と、母と姉が自分達がもらった分をくれたので、「母」ではない私がカーネーションを持って帰ることになったのでした。
ちなみに、この店、車じゃないとなかなか行きにくい場所にあります。でも、いつものファミレスとはちょっと違う感じのところに行きたいと言う場合はオススメです。
茶屋亜希子 藤沢店
住所:神奈川県藤沢市遠藤2927−1 秋葉台体育館裏
電話:0466―89―0022
営業時間:11:00−22:00
年中無休
おわりに
「母の日」は5月の第2日曜日に定められていますが、これまでも、特に母の日だからといって、何かをプレゼントするという習慣がありませんでした。
世界各国で「母の日」があって、時期も、贈り物も違いますが、母へ感謝を伝える日であることにかわりはありませんね。
私も、母には言葉にできないほどの感謝していますし、この歳になっても心配をかけているので、ちゃんと親孝行しなくてはと思っています。
昨年母がガンになった時は、本当にショックで、まだ親孝行してないよ!と焦りました。今は、ガンを克服し元気を取り戻していますが、もう高齢だしいつまでも元気でいてくれる保障はありません。後悔しないようにしたいです。
なかなか”行事”がないと会わないし、姉の家族と住んでいるので、それに安心してしまっているのですが、これからは、もう少しマメに会いに行こうと思います。
いただいたカーネーションを部屋に飾ってみたら、赤い花の色が温かくて、部屋がちょっと明るくなった気がしました。
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