一ノ瀬ワタルさんと言えば、大柄で、コワモテの印象が強いですが、今や、映画やドラマで存在感を放つ俳優の1人だと思います。
2025年4月からTBSで放送予定のドラマでは、多部未華子さんとの夫婦役で、一人娘を溺愛し、家族に深い愛情を注ぐ心優しい男性の役を演じるというニュースが入ってきました。
一ノ瀬さんにとっての初めてのお父さん役だそうで、今までに見たことのない、新しい一ノ瀬さんの魅力を発見できるかもしれませんね。
そんな一ノ瀬さんは、元プロの格闘家という異色の経歴を持っています。
一ノ瀬さんが俳優に転身したきっかけや、彼の人柄について迫ってみたいと思います。
格闘家から俳優転身|一ノ瀬ワタルの異色の経歴
一ノ瀬ワタルさんは、1985年7月30日生まれの佐賀県出身です。
学生時代から格闘技に興味を持ち、プロの格闘家を目指して上京しました。
インタビューなどでは、アルバイトと練習の両立が難しく、栄養失調で体を壊した事もあると語っています。
その後、住み込みで練習ができる沖縄のジムやタイのムエタイジムにも修行に行き、必死で頑張りました。
かつては「THE OUTSIDER」などの格闘技イベントにも出場し、実力を磨いていた彼ですが、試合中のケガや減量の苦しさ、さらには対戦相手が涙を流す姿を見て罪悪感を抱くようになり、格闘技の道から離れることを決意したとのことです。
俳優転身のきっかけは、知人の紹介で映画のエキストラの仕事を経験したことだそうで、そこで演技の面白さに目覚め、俳優の道へと進むことになったといいます。
肉体派の見た目とは裏腹に、温かみのある演技と独特の存在感が評価され、徐々に映画やドラマでの出演が増えていきました。
俳優としての評価|コワモテだけじゃない奥深さ
一ノ瀬ワタルさんといえば、やはりその圧倒的なフィジカルと鋭い眼光が特徴的だと思います。
特に『HiGH&LOW』シリーズや『キングダム』などの作品では、屈強なキャラクターを演じることが多く、その迫力には目を見張るものがあります。
しかし、彼の演技が評価されるのは単なる「怖い人」役だけではありません。
映画『宮本から君へ』では、短い出演ながらも存在感を発揮し、『ザ・ファブル』シリーズではユーモラスな一面を見せ、コメディ要素もこなせることを証明しました。
一ノ瀬さんは、初主演作であるNetflixのドラマ『サンクチュアリ -聖域-』では、主人公で、横綱を目指す力士「猿桜」を演じました。一ノ瀬さんは、初主演のこのドラマで、荒々しさの中に繊細さを持つ役柄を見事に演じきり、多くの視聴者の心を掴みました。
一ノ瀬さんは、このドラマのオーディションの時から、主人公のキャラクターに強く共感し、自分と役柄を重ねていたといいます。だからこそ、役柄に説得力があったのかもしれませんね。
一ノ瀬ワタルの人柄|“うさぎ愛”に見られる優しい人柄
一ノ瀬ワタルさんといえば、“うさぎ愛”が有名ですね。8羽ものうさぎたちと暮らしているそうです。
一ノ瀬ワタルさんがうさぎを飼い始めたきっかけは、2018年に放送されたドラマ『獣になれない私たち』です。ドラマの中で、彼は黒木華さん演じる長門朱里が飼っているうさぎ「たっちん」を預かる役を演じました。
撮影を通じて「たっちん」との絆が深まり、ドラマ終了後にそのまま引き取ることを決意したそうです。
その後、「たっちん」のお嫁さんを迎え、彼らの子どもたちが増えて、今では8羽のうさぎたちと一緒に暮らしているということです。
一ノ瀬さんは、うさぎたちのために広い家に引っ越し、アスレチック広場を作るなど、まさにうさぎ中心の生活を送っているようです。あのコワモテで、大きな身体の一ノ瀬さんが、うさぎたちと戯れている姿を想像するとほっこりしますね。
このエピソードからも、一ノ瀬さんの優しい人柄が想像できます。
まとめ
プロの格闘家から俳優に転身した異色の経歴をもつ一ノ瀬ワタルさんですが、俳優としてのキャリアを順調に積み重ね、多彩な役柄を演じられることを証明してきました。
今後も、アクション映画だけでなく、ヒューマンドラマやコメディ作品など、さらなる活躍が期待されます。
また、彼の人柄を知ることで、演技だけでなく「人としての魅力」も感じられるのではないでしょうか。
これからも、一ノ瀬ワタルさんの活躍から目が離せません。
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