こんにちは、かてぃあです。
関東も梅雨入りしましたね。
今週は日曜日から6日連続で片頭痛が続いています。
昨日までは、だいたい午後3時ぐらいになると、ああ来た来たという感じでしたが、今日は起床後しばらくしたらもうズキズキが始まっていました。
ズキズキ脈打っている右側の側頭部だけ切り取って捨ててしまいたいくらい我慢できない痛さです。
友人に「気圧のせい?」と言われた時、最近、あまり外にも行かず、今が何月だとか全然気にしていなかったので、「最近、気圧変わるようなことある?」とズレたことを言っていた私ですが大アリですよね。梅雨に入るくらいだから、今週の片頭痛は間違いなく気圧のせいですね。
体に良くないと解っていても、今週は、頭痛薬が手放せません。
さて、片頭痛は若い頃からの原因不明の“持病”ですが、数年前から他にも原因不明の湿疹やら、原因不明の下痢やら、諸々体調不良が続いています。(更年期障害と言われそうですが)
あちこち病院に行っても、結局「原因不明」と言うことで何もわからず。飲む薬ばかりが増えていきます。
「なんとなく不調」は実は「アレルギー」が原因なの?
数年前、あまりにも湿疹がひどくて、きっと何かのアレルギーに違いないと言うことで、アレルギー検査をしたことがあります。
さぞかし色々なアレルゲンに反応していることだろうと半ば“楽しみに”結果を待ったところ、39種類のアレルゲン全てに対して全く無反応でした。
若干、がっかり。
原因がわからないのは気持ち悪いものです。
「うーん、何もアレルギーがないなんて、やはり、アレルゲンは“会社”に違いない」と思いましたが、現在、会社を辞めても湿疹は相変わらず出るので、会社もアレルゲンでは無かったようです。
その時に、医師から、もう一つ別のアレルギー検査があるということで、そちらを受けることをすすめられたのでした。
即時型アレルギーと遅延型アレルギー
別のアレルギー検査って?
アレルギーには「即時型アレルギー」と、「遅延型アレルギー」があるのです。
「即時型」はその名のとおり、原因となるアレルゲンを取り込むと(触れたり、食べたり)すぐに(だいたい2時間以内)症状が出るもので、主な症状は皮膚症状、粘膜症状(口、喉、鼻)、消化器症状、呼吸器症状、アナフィラキシーなどがあらわれます。
蕎麦アレルギーというのを知らずに蕎麦を食べてしまったらアナフィラキシーを起こし救急車で運ばれる、みたいなやつですね。ここまで最悪じゃなくても、玉子を食べたらたちまち湿疹が出るとか、牛乳飲んだら下すぐに下痢をするとか、というやつですね。
一方で、「遅延型」(遅延型食物アレルギー)は、その食物を摂取してから数時間から数日たってから症状が現れるアレルギーで、その症状は、“なんとなく不調”というように多岐にわたると言われています。
例えば、頭痛、肩こり、便秘、下痢、慢性疲労、イライラ、メンタルの不調、不眠、肌荒れ、口内炎、風邪をひきやすい・・・など。
正直、何かの食物を摂取して数時間から数日経ってこれらの症状が出ると言われても、特定のしようがなくないですか?と言う感じですが・・・。実際特定できないです。
ストレスフルな生活をしている今時の人たちは、少なからず、こういった症状あるますよね。
一週間前に食べたあの食物によって今出ている湿疹が引き起こされたとか、5日前に食べたあの食物で今日の頭痛が起きた、とかわかったらそれを止めればよいのでわかりやすいですが、残念ながら、この検査をしたところで、今起きている症状と食べたものの因果関係なんて実際わからないのです。
だからそういうことを期待して受けない方が良いかもしれません。
では、なんのためにこの検査をするのか?それは腸の状態を知るためだと思っています。
ちなみに、「即時型アレルギー検査は、IgE抗体というものを調べるのに対して、「遅延型食物アレルギー検査」はIgG(および、IgA)という抗体を調べる検査です。
「即時型」の方は保険適用で39種類5千円ぐらいで検査できましたが、「遅延型」の方は、保険適用がないため自己負担で4〜5万円(クリニックによって異なる。私はIgGとIgA抗体の両方を調べたので6万円ぐらいかかりました)と超高いのです。
さすがに、最初、即時型アレルギー検査を受けた皮膚科ですすめられた時は「結構です」と言っていました。
遅延型食物アレルギー検査を受けてみた
しかし、昨年の夏、相変わらず湿疹は繰り返し出る上、1ヶ月ぐらいひどい下痢が続き、ある日突然下血してしまいました。
大腸ガンか?と不安になり、大腸内視鏡検査を受けました。そうしたら、2箇所炎症があるものの潰瘍とかじゃないし様子を見ましょうということで結局原因不明でした。
そんな時、ふと、よくわからないけど”なんとなく不調”は「遅延型食物アレルギー」のせいかも?というのを思い出し、例の高い検査を受けてみることにしました。
この検査は、一般の皮膚科やアレルギー科で受けられるところもありますが、おもに「栄養療法」を行なっているクリニックで受けることができます。私は今、栄養療法を行なっているクリニックに通っていますが、このときの検査は普通の内科・アレルギー科を標榜しているクリニックで行いました。
検査は、採血するだけなのですぐ終わります。ただ、これをアメリカの検査機関に送って分析してもらうので、結果が出るまでは1ヶ月ぐらいかかります。
この検査を行っているどこのクリニックで受けても、送り先は同じ検査機関みたいです。
そして、出てきた結果は?
笑っちゃうくらい大好きで良く食べるようなものが軒並み反応していたので、軽く絶望しました。
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品全般 ← 大好物
バナナ ← 大好物
パイナップル ← ときどき食べたくなる程度だから別にいいかな
卵黄、卵白 ← 毎日食べてた
生姜 ← ニンニクが苦手な分よく使う
チリ(カイエン)← 激辛のもの大好き
バニラ
カカオ
サトウキビ
全粒小麦
製パン用イースト
など。。。
そこそこ反応が出ていたのは、
大豆 ← 豆乳、豆腐、納豆、みそ汁、全部好き
レタス ← サラダに絶対入っているでしょ?
マッシュルーム ← 別になくてもいいかな
牡蠣 ← 多分、好きな食べ物ベスト3に入るくらい好き
アワビ ← こんなの頻繁に食べないので食べれなくてもNo problem
うわー、もう食べられる物ないわー、、、とショックを受けていたら、医師から、白米も玄米も大丈夫だし、肉全般とほぼ野菜も平気なので、全く問題ないじゃないですかと言われました。
確かにそうですが、やはり好きなものが食べられなくなるのは死ぬほど辛いです。
それに、今でこそ、家にいるので100%自炊生活できますが、あんな忙しい仕事をしていたら毎日コンビニ飯か外食にならざるを得ません。そうすると、ほぼ食べるものがなくなってしまいます。(コンビニ飯は添加物もてんこ盛りだし、加工食品ばかりです。それにパンや麺もだめですし)
とりあえず、医師からは、小麦製品と乳製品、玉子はまずは1ヶ月完全にやめて、それ以外のものは毎日連続で食べず、4日おきに食べるようにとの指示がありました。(加工食品、甘いものも原則NG)
ちなみに、この検査で、高い反応が出たからと言って、それらを一生食べてはいけないというわけではありません。
先ほど、食べたものと身体に出た症状の因果関係はこの検査をしてもわからないが、腸の状態をしるために行うと思っていると書きました。この検査をして多くの食物に高い反応が出るのは「腸」に問題があることが多いのだそうです。これらの食物をしばらくやめ、その後はローテーションをしながら食べ、それと並行して腸壁の修復をしていけば、再び同じ検査をした際には、もう反応が出なくなるものもあるようです。
グルテンフリー&カゼインフリーダイエット
しかしながら、小麦製品と乳製品は、もう一生食べるのをやめた方が良い食物だと言われています
「グルテンフリーダイエット」「カゼインフリーダイエット」という言葉はここ数年かなり市民権を得ている言葉です。
小麦に入っているグルテン、乳製品に入っているカゼインというタンパク質は、腸の粘膜を傷つけ、それにより腸の粘膜の目が荒くなり、繰り返し炎症を起こしているうちに、「リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)」になるのだそうです。
リーキーガット症候群になると、腸管を守っているバリアが破壊され、本来取り込まれるはずのない異物が体内に侵入し、炎症・アレルギー反応を起こすそうなのです。
自分がリーキーガット症候群になっているのかどうかも良くわかりません。ただ、色々な食物に高反応を示しているということは、一応、腸に問題があると考えた方が良いのでしょう。
それにしても、小麦や乳製品が一生食べられないなんて悲しいです。
物心ついた頃から乳製品が大好きで大人になっても牛乳もヨーグルトもほぼ毎日食べていたのにそれもだめだし、小麦が食べられなかったら、おしゃれなイタリアンレストランにも行けません。イタリアンって“小麦三昧”なイメージですよね?結局行っても食べるものがなさそうです。
おしゃれじゃなくても、普通に大好きなうどんも食べられないし、忙しい日のランチに手軽に食べれるはずのサンドイッチも食べれず、人気の高級ハンバーガー店にも行けません。
何より悲しいのは、大好物のスイーツ類を諦めなくてはならないことです。ケーキも、クッキーも、アイスクリームも。。。スイーツ類はほぼ食べれない生活になってしまいます。
高校の同級生で開業医の友人と食事に行った時、パスタにもピザにもなんとなく手をつけない私を見て「もっと食べなよ、全然太ってないじゃん」と彼女は言いました。
そういうことではなくて、今、「栄養療法」の治療を受けていることや、一応グルテンフリー&カゼインフリーダイエット中なのだと伝えると、彼女は「栄養療法」に対しては否定的見解のようで、「ふーん、あまり、そういうのに振り回されない方がいいよ。」と諭されてしまいました。
確かに、ネットとか見ていても、栄養療法に対してや、遅延型食物アレルギー検査に対していろいろな意見のお医者さんがいて、懐疑的な意見も沢山あります。
私も、全然信奉していませんが、ただただ、とにかく今の原因不明の不調を治したいだけなのです。
世の中、小麦製品食べても、乳製品食べても、いたって健康で、例えば遅延型食物アレルギー検査しても全く反応しない人もいるのは確かです。別にそういう人って、何食べても大丈夫なのだから食べたらいいと思うのです。
私は、かれこれ10ヶ月ぐらいグルテンフリー&カゼインフリーダイエットをしているつもりです。
たしかに、100%全力で実践しているかといわれるとNOです。人と食事したりするときにあまりやりすぎると雰囲気を壊すことになるので。
では、少しは効果らしきものはあったのか?
うーん、相変わらず、原因不明で湿疹も出るし、片頭痛もあるし、腹痛(下痢)もおきるし、鼻水もでて、なんとなく不調が続いています。
まだまだ私の腸は問題あるのかな?
いつか、こんな原因不明の湿疹も出ず、原因不明の下痢も起きず、片頭痛も治り、鼻水も出なくなる日は来るのだろうか?
どうだかよくわからないけれど、できる範囲で気長に続けてみようと思います。
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